雨と旅
「天下の書府」で、
雨の日に読みたい一冊を探す。
加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの工芸や能楽などの伝統芸能を大切にしてきた加賀藩前田家。
とりわけ五代目藩主前田綱紀の時代には、日本中から有名な学者や貴重な書物を集めて学問を奨励したことで、
「加賀は天下の書府」と称えられたといいます。
その名残なのか、金沢には今も多くのおもしろい本屋さんが存在します。
雨の日には、いつもは読まないような一冊を選び、ホテルの部屋でゆっくりと読んでみる。
そんな、ある意味贅沢な時間の使い方をしてみるのも、金沢らしい旅と言えるのではないでしょうか。